目黒~中目黒

2023年8月14日

目黒マップ目黒から中目黒までを歩く。
この辺り、目黒不動尊をはじめお寺が多い。
五百羅漢寺の五百羅漢像と白沢(獏王)像は圧巻。
今年(2014年)は第81回日本ダービーが開催されるが、第1回日本ダービーが開催されたのは目黒競馬場である。
今は跡地に記念碑が立っている。
大円寺の石仏群①大円寺
目黒駅を出て行人坂を下る途中にあるのが大円寺。
明和9年(1772年)本堂から出火、江戸六百余町を焼く大火となった。この「行人坂の火事」で亡くなった人々を供養するために五百羅漢が建立されたと伝わる。
目黒雅叙園庭園の滝目黒雅叙園庭園の滝。
滝の裏側も歩ける。
目黒不動尊②目黒不動尊
正式名称は、泰叡山護國院 瀧泉寺。
目黒不動尊は、天台座主第三祖慈覚大師圓仁によって開かれた関東最古の不動霊場である。
御本尊の目黒不動明王は、慈覚大師が夢に現れた不動明王を自らの手で彫刻されたものだと伝わる。
目黒不動尊境内にある護衛不動尊目黒不動尊境内にある護衛不動尊

堂宇建立を決意された慈覚大師が、法具の獨鈷を投じると、そこに泉が湧出。これが境内にある「獨鈷の瀧」である。この霊泉に因んで、「瀧泉寺」と名付けられた。
目黒不動尊仁王門目黒不動尊仁王門
安養院③安養院
正式名称は臥龍山安養院能仁寺。
かつて、本堂の地下に「北インド・チベット仏教美術館」があったのだが、今は敷地内を再整備中で美術館はない。
2~3年後に再開するとのお話だったが、果たして再開はあるのだろうか?
蛸薬師(成就院)④蛸薬師(成就院)
目黒不動尊と同じ、慈覚大師圓仁が開山したお寺。
ご本尊の薬師如来は、大師の作と伝わっており、1月8日の初薬師縁日にだけご開帳となる。
五百羅漢寺⑤五百羅漢寺
五百羅漢像(現存するのは287体)と白沢(獏王)像は、一見の価値がある。
白沢は、人面牛身虎尾で、額と腹の両側に三個ずつ、計九個の眼を有する異形の神獣。
五百羅漢は、元禄時代、黄檗宗の僧、松雲元慶禅師が江戸の町を托鉢して集めた浄財をもとに、十数年の歳月をかけて作りあげたものである。このお寺の栄枯盛衰の歴史にも興味深いものがある。
林試の森公園⑥林試の森公園
もともとは、林野庁の林業試験場であったところ。試験場が昭和53年(1978年)につくば市に移転し、跡地が東京都に払い下げられ、公園として整備された。
目黒競馬場跡⑦目黒競馬場跡
この地にかつて目黒競馬場があった。第1回の日本ダービーはここで開催された。
目黒競馬場は、敷地が手狭なことや、地主から地代の値上げを要求されたことなどから、1933年府中市にある東京競馬場に移転した。
長泉院付属現代彫刻美術館⑧長泉院付属現代彫刻美術館
ちょっとシュールな風景。
地元の浄土宗のお寺、高峯山 長泉院が運営する「現代彫刻美術館」。 美術館の周辺にも多くの彫像が配置されており、写真はこのうちの1つ。
このお寺はfacebookでも熱心に情報発信している。
目黒川から中目黒アトラスタワーを望む目黒川から中目黒アトラスタワーを望む

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Posted by kondo