2月末から3月にかけて、散策の途上で梅の花を目にする機会が増えてくる。この時期、谷保天満宮の梅も見頃を迎える。
JR国立駅から谷保天満宮を経て日野市にある高幡不動までを歩く。 |
JR国立駅を降り、国立駅前大学通りをJR南武線の谷保駅へと向かう。国立駅前大学通りは桜並木が有名。 |
通り沿いにある一橋大学。キャンパス内の白梅が満開だった。 |
JR南武線谷保駅を超え、さらに南へ進むと谷保天満宮がある。
谷保天満宮の社伝によれば、延喜3年(903)に菅原道真の三男・道武が、父を祀る廟を建てたことに始まる。
亀戸天神社、湯島天満宮とあわせて関東三大天神と呼ばれる。 |
谷保天満宮の梅園
紅白の梅の花が見ごろを迎えていた。 |
谷保天満宮の梅 |
谷保天満宮の梅林を後にして城山公園へと向かう。
ヤクルト本社中央研究所が見えてくる。 |
城山(じょうやま)は、青柳段丘崖の上に位置する。館跡、あるいは名前の通り中世の城址のようである。但し、城主については諸説あるそうだ。
現地案内板には三田氏館跡の説明があった。 |
城山の神明宮
Web上には、明治初年(1868)に天満宮の神職となった津戸家の守護神である神明宮が勧進された、との記載があった。 |
谷保山南養寺
正平2年(1347)、立川・国立一帯の有力武士であった立川入道宗成が、鎌倉の建長寺から物外可什和尚を招いて開山したと伝わる。現在の本堂は江戸中期の文化元年(1804)に再建されたもので、谷保天満宮と並んで、国立で最も古い建築の1つだそうだ。 |
南養寺の梅 |
城山公園のハケ下に旧柳澤家住宅がある。
江戸時代、旧青柳村にあった農家を移築したもの。 |
旧柳澤家住宅の前には、のどかな春の景色が広がっていた。 |
菜の花畑の向こうに見える「城山さとのいえ」が2015年3月22日に開館したそうだ。
市民の農業体験の場として活用されるようだ。 |
多摩川にかかる石田大橋を渡る。橋を渡った先は日野市である。
江戸時代、この付近に石田の渡しがあったという。
写真では判然としないが、橋のはるか向こうに富士山が見える。 |
多摩都市モノレールの万願寺駅付近。
駅名にもなっている万願寺は今はないそうだ(万願寺なる寺はもともと存在しないとする説もあるようだ)。 |
石田寺(せきでんじ)
新選組副局長土方歳三の墓所があるところとして有名。このあたりをかつては石田村(いしだむら)と称していた。付近には土方姓の家が多い。
なお、ここの墓はいわゆる引き墓(供養のために作られた墓)であり、ここに埋葬されたわけではない。(埋葬地については諸説ある) |
浅川にかかる愛称「ふれあい橋」
正式名称は「万願寺歩道橋」。天気が良ければ富士山が良く見えるという。
橋を渡って少し歩けば、そこが京王線の高幡不動駅。 |
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