facebookと個人情報保護
およそ10年前に個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が施行されて以来、企業だけでなく個人においても、個人情報の取り扱いに対して非常に神経質になっている。 特に企業においては、個人情報の漏えい等の問題が度々発生していることから、個人情報の厳格な管理と、運用に対する統制や監査が求められている。一方で、facebookなどのソーシャルメディアの利用者が増え、個人情報が簡単に閲覧できるという、相矛盾した状況が存在している。 例えば、事件の容疑者の名前がマスコミで報道されることがあるが、facebookで検索すると当人と思われる人物のページを発見することがある。 さらに、該当人物と交友関係のある”友達”までも分かってしまう。 事件を捜査する側から見れば、これほど便利なツールはないのではないだろうか。 このような状況になっているのは、推測するに、個人が自身の情報を誰に対してどこまで公開するのか、といったポリシー(方針)に対する認識や感度が不足しているためだと考えられる。 facebookを見ていて気になる点がある。 スマートフォンやタブレットの普及でネットの利用者が増えるのに伴い、ネットを使用した犯罪や事故は今後とも増えることはあれ、減ることはないと考えられる。 |
2018年4月追記 ・最初の記事の中で、「自分の子供の写真をアップロードしているケースが散見される」ことを指摘したが、子どもの写真が小児性愛者のグループによって勝手にコピーされるケースがあったようだ(肌や下着の露出が多い子供の写真の投稿は注意するようにと、一部のメディアが注意喚起していた)。 |
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