JR五日市線の武蔵増戸駅から、鹿野(ろくや)大仏、平井妙見宮七星殿などを見学して、JR青梅線の福生駅まで歩く。 |
JR五日市線の武蔵増戸駅。今の駅舎は2011年(平成23年)に木造から建て替えられたもの。
同駅の出口は南口のみなので、踏み切りを渡って北に歩く。 |
寳光寺(宝光寺)参道。
宝光寺は、文明10年(1478年) 以船文済和尚(いせんもんさいおしょう)が、天台宗の寺院であった菩提院を改宗して、曹洞宗の寺院として建立した。
参道の両側に並ぶ羅漢像が参拝者を出迎えてくれる。 |
宝光寺の山門(仁王門) |
宝光寺本堂 |
宝光寺の裏手に鹿野山があり、その山の上に鹿野大仏が鎮座している。大仏様は平成30年(2018年)に完成した。鎌倉の大仏より背が高いそうだ。
なお、鹿野山の名称は「鹿の湯」に由来する。鹿の湯とは、鹿が怪我を癒すために訪れた泉があり、それが後に温泉になったようだ。この湯は明治のころまで大変繁盛し、多摩七湯の一つとしても有名だった、とのこと。 |
鹿野大仏 |
鹿野大仏を後にして東光院に向かう。 |
東光院の裏手には妙見山(標高285メートル)があり、山頂に七星殿がある。妙見山は低山ながら見晴らしが良い。 |
七星殿は色鮮やかな建物である。Webで調べたところ、古代の百済様式の建築物であり、昭和62年に韓国の職人の手で復元されたようだ。
台湾の道教のお宮も色鮮やかだったことを思い出した。 |
おなじWeb上の情報によると、(この建物の背景にある宗教文化は)仏教と道教が習合したもののようだ。
妙見信仰では北極星を妙見菩薩として祀っているが、これは道教の北極星信仰に由来する。 |
妙見山を下りてから宝蔵寺へと向かう。
このお寺のご本尊は如意輪観音である。 |
宝蔵寺の本堂 |
多摩川の近くにある低山、大澄山に花蔵院がある。
ここの山門は、あきる野市指定文化財である。
山門の建立は、正徳3年(1713年)。大工は平井村(現日の出町平井)の萩原善兵衛である。 |
多摩川を渡って福生市に入る。
嘉泉田村酒造場は、文政5年(1822年)から酒造業を続けているそうだ。
ホームページには「田村家は敷地内の井戸に、酒造りに好適な中硬水の秩父奥多摩伏流水を得た喜びから“嘉泉“と酒銘を定めました」とある。 |
玉川上水に架かる宿橋からの眺め。
「宿橋通り」の歴史は古く、江戸時代の福生村の絵図には、下江戸街道を経て日光街道に通じる道として記載されている。 |
ヤマジュウ(屋号が仐)田村家は、明治35年(1902年)に田村酒造を営む田村家の分家として起こった。
この建屋は明治35年(1916年)に建てられたもので、平成26年に国の有形登録文化財(建造物)に登録されている。 |
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