北総線の印旛日本医大駅から松虫寺、吉高の大桜まで歩く。
平成29年2月、国道464号北千葉道路の印西市若萩から成田市北須賀までの4.2キロメートルが開通。このおかげで大桜観賞への道のりが随分と楽になったようだ。 |
印旛日本医大駅(この駅には「松虫」のサブタイトルがついている)
には大きな時計台とドームがある。
近代的で重厚な外観・・・というか少々重苦しい雰囲気もあって、松虫とはそぐわない感が無きにしも非ず・・・。
駅名から近くに医大があるのかと思いきや、大学の附属病院だけがあるようだ。 |
駅舎のドーム部分を下から見上げる。
自然の光を取り入れられるように設計されている。 |
駅を出て東方向に歩く。このあたり、若萩地区にはまだまだ新しい一軒家が整然と立ち並ぶ。 |
新興住宅地を抜けるとやがて里山の景観が現れる。
畑や雑木林など昔ながらの景観が残っている。 |
やがて松虫寺に着く。
天平17年(745)行基によって開山されたと伝わる古刹である。
松虫寺、および周辺には松虫姫の伝承がある。
聖武天皇の第三皇女松虫姫が重い病にかかった。ある夜、姫の夢枕に薬師が現れ、下総の出戸の薬師を訪ね祈願すれば、病気が治癒するとのお告げがあった。姫はお告げに従って奈良からこの地に下り、薬師如来に祈り続ける。やがて病が快癒して姫は奈良へと帰った。
この話を聞いた天皇が、姫の名にちなんで松虫寺を建立したという。 |
お寺の本尊である七仏薬師は平安後期の作で国の重要文化財。ご開帳は33年に一度だそうだ。
松虫寺のしだれ桜が見ごろを迎えていた。 |
松虫川橋からは、眼下に田んぼや雑木林のある懐かしい風景を見渡すことができる。
この橋ができるまでは眼下に見える田圃の間の道を行かなければならなかったのだろう。 |
畑の向こうに吉高の大桜を見る。
吉高の大桜は、樹齢300年とも400年ともいわれる山桜の古木である。 |
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桜と菜の花と青空はよく似合う。 |
後ろから眺めると、太い幹と枝振りの力強さが感じられる。300年の重みだろう。 |
松虫姫伝説にちなんで命名された松虫姫公園・・・ただの公園だ。
駅のすぐ近くにあるのに訪れる人は少ない(と感じた)。 |
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