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河口慧海「チベット旅行記」を読んで、もう少しチベットの仏教事情を知りたいと思い、吉村均「チベット仏教入門」(ちくま新書)を読んだ。
チベットの仏教は、日本の仏教と同じく大乗仏教の思想を基礎にした北伝仏教であるから、大きな意味ではどち ...

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明治33年(1900年)、正法の仏典を求めて鎖国政策をとるチベットに単身で入国した僧がいた。その人が河口慧海であり、日本人として初めてチベット入りに成功した人物である。
チベットが外国に門戸を開いたのは1980年代のことだから ...

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瀬戸内晴美「遠い声」は、大逆事件(幸徳事件)で死刑に処せられた菅野須賀子(スガ子、スガ)の物語である。
須賀子は大逆事件で裁かれた26名のうちで唯一の女性である。物語は、赤旗事件の後から死刑執行までの間を中心に、須賀子を取り巻く男た ...