新型コロナ対策の不都合な真実?
(1)借金(国債)頼みの新型コロナ対策新型コロナウィルス(COVID-19)の感染が拡大し、2020年4月、全ての都道府県を対象に緊急事態宣言が発令されるに至った。 第1次補正予算117兆円のうち実際に国が新たに直接支出する額は一般会計の総額で25・7兆円だそうだ。 この積みあがった借金を将来確実に返済できるのかというと、・・・どうも先行きは不透明だ。 財源が借金頼りになる原因の一つは、「国民負担率(国民所得に対する、税金および社会保障に関わるお金の割合)」が低いことである。(これ以外にも所得税の累進課税の程度の問題や、法人税率が優遇されてきたことなども原因だろう) 仮に近い将来国民負担率が50%になったとすると、月20万円の収入を得ている労働者は手取りで10万円しか貰えないことになる。(50%という数字は大げさではない。先に紹介した書籍の著者は60%程度必要ではないかと考えているようだ) いま(2020年5月)、新型コロナ感染の収束に向けて「出口戦略」だとか「ロードマップ」だとかが取り沙汰されているが、ここで議論されているのは「戦略」ではなく「戦術」レベルの話である。 |
|
2020/5/30 追記 第2次補正予算案が閣議決定したと報じられた。予算の全額を借金(国債)でまかない、中小企業支援などをさらに手厚くする。予算額は第1次補正予算額の25.7兆円を上回る31.9兆円となる。 この結果、今年度新たに発行する国債の金額は、リーマン・ショック後の2009年度の53.5兆円を上回り、過去最大の90.2兆円になる。 |
(2)アナログの逆襲国民1人当たり一律10万円を給付する「特別定額給付金」の申請方法には、オンライン申請と郵送による申請の二通りがある。 |
(3)定量的数値に基づく判断?「出口戦略」や「ロードマップ」では、定量的な数値に基づいて自粛を解除するレベルを分けている。 |
(4)ギグエコノミー(ギグワーカー)のリスク最近街を歩いていると自転車で飲食を配達する若者(配達員)をよく見かける。 しかし、宅配サービス事業者と配達員との労働契約がどうなっているのかはあまり報じられない。 |
(5)その他の雑感携帯電話の位置情報を利用して、主要都市の混雑状況の程度が度々報道されている。 |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません