国分・国府台(千葉県市川市)

2023年6月25日

国分、国府台マップ千葉県市川市の国分・国府台周辺を歩く。
堀之内付近には東京外郭環状道路の工事区域があり、道が分かり難くなっている。詳しい地図を持っていかれることをお奨めする。
周辺の見どころは、市川市のホームページや、市川街かどミュージアムWebに詳しい。(但し、後者は最近は更新されていないようです)
①堀之内貝塚
②下総国分寺
③宝珠院
④下総国分尼寺跡
⑤じゅん菜池緑地
⑥竹宝庵
⑦里見公園
⑧和洋女子大学
⑨弘法寺
⑩手児奈霊神堂
⑪亀井院
⑫郭沫若記念館
⑬市川関所跡
北総鉄道 北国分駅北総鉄道の北国分駅から南東方向に歩くと、ほどなく堀之内貝塚公園に着く。ここからじゅん菜池緑地を目指すも、周辺は東京外郭環状道路の工事中で道に迷う。結果、下総国分寺を先に見学することになった。
堀之内貝塚公園堀之内貝塚は縄文時代晩期にかけて形成された遺跡で、一帯は公園として整備されている。公園内に歴史博物館と考古博物館がある。
下総国分寺千葉県には上総、下総、安房の3国に国分寺と国分尼寺が建立された。下総国分寺と国分尼寺は、国分川と真間川を見下ろす高台にある。創建当時は奈良県の法隆寺と同じ配置(法隆寺式伽藍配置)で、金堂・塔・講堂があった。
宝珠院のヤカン?下総国分寺からほど近いところにある宝珠院。
境内には巨大なヤカンがおわす。
国分尼寺跡下総国分寺の北西側約500mに国分尼寺跡があり、国指定史跡になっている。東側にある国分寺は「東寺」、西側にある国分尼寺は「西寺」ともよばれていたようである。
じゅん菜池緑地国府台と国分の台地の間に深く入り込んだ谷津の奥を国分沼といい、じゅん菜が生えていたところから「じゅん菜池」と呼ばれるようになった。じゅん菜池を周回する散策路とその周辺が公園になっている。
式正織部流茶道の茶室「竹宝庵」「竹宝庵」は式正織部流茶道の茶室である。式正織部流茶道は安土・桃山時代の茶人・古田織部正重然を始祖とする茶道の流派であり、千葉県の無形文化財に指定されている。
里見公園バラ園

里見公園は下総台地の西端、江戸川に面した台地上にあり、このあたりは国府台と呼ばれ、ここに下総国府が置かれた。公園内にはバラ園もある。

和洋女子大学国府台の台地にそびえる和洋女子大学の建物。
大学は「和洋学園国府台キャンパス内遺跡」の上にあるそうだ。
弘法寺の仁王門天平9年(737)行基菩薩が建立して「求法寺」と称し、のち弘法大師によって伽藍が造営され「弘法寺」と改められたと伝わる。
天正19年(1591)徳川家康から朱印が与えられた。江戸時代には紅葉の名所として知られ、文人墨客の来遊が多くあったという。
弘法寺の参道から市川駅方面を望む弘法寺の仁王門付近から市川駅方面を望むと、参道がまっすぐに延び、門前町として栄えてきた歴史を感じさせる。
手児奈霊神堂

手児奈については、市川市のWebサイトのなかに「市川のむかし話『真間の手児奈』」がある。

亀井院亀井院の裏庭には、「真間の井」と呼ばれる井戸があり、手児奈が水を汲んだという伝説が残る。
郭沫若記念館郭沫若(かくまつじゃく)は、中国・四川省楽山市出身の文学者・歴史学者・政治家。
昭和3年から約10年間にわたり、市川市の須和田で家族とともに暮らした。その後、日本と中国の架け橋となる活躍をした。記念館は郭沫若の旧宅を移設して公園としたもの。
4月~5月、家を取り巻く芝桜が見頃を迎える。
江戸川河川敷京成本線の国府台駅近く、江戸川の土手からの眺望。土手を下流に向かって少し歩くと市川関所跡がある。
小岩・市川関所市川と小岩の間には渡しが設けられ、定船場として番所が置かれた。後に関所に昇格し、「市川関所」と呼ばれることもあったが、多くの場合は「小岩・市川関所」と記され、対岸の二村一対で1つの関所として定められていた。

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Posted by kondo