日経コンピュータ「みずほ銀行 システム統合、苦闘の19年史」

本書は、サブタイトルに『史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」』とあるように、みずほ銀行における勘定系システムの刷新と統合プロジェクトの経緯を追ったものである。
本書の構成は、
第一部:勘定系刷新プロジェクト「MINOR ...
本書の構成は、
第一部:勘定系刷新プロジェクト「MINOR ...
エヴァ・ホフマン「時間」

前に取り上げた書籍「時間は存在しない」(著:カルロ・ロヴェッリ)の冒頭、著者のカルロ・ロヴェッリは次のように述べている。
「時間の正体はおそらく人類に残された最大の謎なのだ。時間の正体を突き止めることは、これまでずっと私の理論物理学 ...
「時間の正体はおそらく人類に残された最大の謎なのだ。時間の正体を突き止めることは、これまでずっと私の理論物理学 ...
ディープ・シンキング(AIと人類の未来)

「ディープ・シンキング 知のトップランナー25人が語るAIと人類の未来」(青土社)は、サブタイトルにある通り、25人の各分野の専門家が、AIと人類の未来について論じたものである。
25人の専門家の分野は、理論物理学やコンピュータ・サ ...
25人の専門家の分野は、理論物理学やコンピュータ・サ ...
カルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」

著者は冒頭で次のように述べている。
「時間の正体はおそらく人類に残された最大の謎なのだ。時間の正体を突き止めることは、これまでずっと私の理論物理学の核だった」
著者の言うとおり「時間とは何か」という問いかけは、「生とは何か、 ...
「時間の正体はおそらく人類に残された最大の謎なのだ。時間の正体を突き止めることは、これまでずっと私の理論物理学の核だった」
著者の言うとおり「時間とは何か」という問いかけは、「生とは何か、 ...
吉野次郎「サイバーアンダーグラウンド」

「サイバーアンダーグラウンド ~ネットの闇に巣喰う人々~」(吉野次郎、日経BP社)には、普段のニュースではあまりお目にかからない、裏社会に巣食う組織とそこで行われている犯罪(あるいは犯罪すれすれの事件)が描かれている。
本書に登場す ...
本書に登場す ...
デービッド・アトキンソン「国運の分岐点」

「国運の分岐点 ~中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか~」(デービッド・アトキンソン:著、講談社α新書)は、人口減少と高齢化が急激に進む日本の課題と、この課題を克服するために、今後日本が採るべき政策の「新しいグランドデザイン」を提示 ...
新型コロナ対策の不都合な真実?

(1)借金(国債)頼みの新型コロナ対策
新型コロナウィルス(COVID-19)の感染が拡大し、2020年4月、全ての都道府県を対象に緊急事態宣言が発令されるに至った。
旅行業や飲食業、百貨店、旅館、スポーツジム、ライブハウスなど ...
2025年問題(2025年の崖より深刻なもの)

IT業界では昨今「2025年の崖」という言葉(警告)が声高に叫ばれている。これは、経済産業省の「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~」が発端のようである。
「2025年の崖」とは、複雑化・老朽化・ ...
「2025年の崖」とは、複雑化・老朽化・ ...
クルーズ船内の新型コロナ感染と「蒼茫」

いま(2020年3月)、世間は新型コロナウィルスに関するニュースで溢れている。
そして、ついに、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べ、世界的な大流行になっているとの認識を示すま ...
そして、ついに、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べ、世界的な大流行になっているとの認識を示すま ...
藤井啓祐「驚異の量子コンピュータ」

「驚異の量子コンピュータ」(藤井啓祐:著、岩波科学ライブラリー)は、量子コンピュータの仕組みと特徴、将来展望などが概観できる好著だと思う。しかし、如何せん、160頁という短い紙幅のなかで語るにしては話題が多すぎる(詰め込み過ぎている)ように ...