テスト密度とバグ密度の関係
テスト密度とバグ密度については、それぞれ「品質メトリクス -テスト密度-」、「品質メトリクス -バグ密度/欠陥密度-」で記しているが、お互いの関係はどのようになっているのかを整理する(考察する)。 |
①テスト密度が標準値を下回っていて、バグ密度が標準値以上 ②テスト密度が標準値を下回っていて、バグ密度も標準値以下 ③テスト密度が標準値を上回っていて、バグ密度が標準値以下 ④テスト密度が標準値を上回っていて、バグ密度も標準値以上 |
IPA(情報処理推進機構)が刊行している「定量的品質予測のススメ」では、テスト密度とバグ密度(欠陥密度)の組合せを、9つのゾーンに分けて品質分析している。 |
①ゾーン:一応品質は良好、テスト結果も予想どおり ②ゾーン:テスト結果がやや悪い、テスト内容点検 ③ゾーン:テスト内容が適切か点検 ④ゾーン:テスト効率がやや悪い、テスト内容点検 ⑤ゾーン:前工程の品質確保不足、内容点検 ⑥ゾーン:前工程の品質確保不足、内容点検 ⑦ゾーン:テスト不足、前工程の品質確保不足、内容点検 ⑧ゾーン:テスト不足、前工程の品質確保不足、内容点検 ⑨ゾーン:テスト不足、内容点検この書籍では、「①ゾーン以外は問題あり」というのが基本スタンスのようだ。 (②、④はテスト品質に問題がある可能性はあるが、プログラム品質は良い可能性もある。テストの品質とプログラムの品質を分けて考えると分かり易いかもしれない) |
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ベンダー内の最終テスト(一般には総合テストと呼ばれるが、ベンダーによって呼称は異なる場合がある)が終わると、ユーザー側のテスト(ユーザ企業のIS部門によるテストや業務部門によるテスト)が始まる。 |
このような事象が起きる原因として、以下のことが考えられる。 ①ベンダーの業務仕様理解不足 ②ベンダー試験におけるテスト観点の漏れ ③単体テストレベルの潜在バグが多い ①ベンダーの業務仕様理解不足 ②ベンダー試験におけるテスト観点の漏れ ③単体テストレベルの潜在バグが多い |
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